県内に中国人観光客誘致


国交省が推進事業採択
訪日団招き、PR隊派遣も
 観光立国を目指す国のビジット・ジャパン・キャンペーンの一環として国土交通省関東運輸局は、「栃木県への中国人観光客誘致推進プロジェクト事業」に着手する。今年九月に中国から政府高官を含む訪日団を本県に招き、十月には中国に本県観光をPRする訪中キャラバン隊を派遣するなど、日光をはじめとする本県観光地への中国人客誘致を促す計画を進める。

 同省は、中国からの観光客誘致を進める栃木観光ルネッサンスフォーラム実行委員会(代表世話人・遠藤乙彦衆院議員)から申請を受けた。国の外国観光客誘致施策の趣旨に沿っており、本県観光地が足利銀行の破たんにより打撃を受けているという実情も考慮し、地域連携事業として採択した。

 計画では九月上旬に、中国から全国人民代表大会常務委員会副委員長クラスを団長に、政府旅遊局の日本担当者、北京市、上海市、浙江省の各人民政府観光担当者、旅行代理店、教育関係者、マスコミ関係者など約二十人の日中観光交流促進訪日代表団を招くことで中国側と調整していく。

 訪日では、一週間程度の日程を見込み、東京で政府関係者との会談やレセプションを行った後、宇都宮市で日中観光促進シンポジウムを開催。さらに那須高原、鬼怒川温泉、日光の二社一寺、中禅寺湖など本県を代表する観光地を訪れる予定。この間、本県観光関係者と懇談し、日中観光交流促進の「栃木宣言」を発表することも検討しており、今後、関係自治体などと受け入れの具体的内容を詰める方針だ。

 一方、同フォーラム実行委は、本県への中国人観光客を誘致促進するためのキャンペーンとして「栃木観光ルネッサンス訪中キャラバン隊」を百人規模で編成、十月上旬に中国に派遣する予定。

 北京市で本県の伝統舞踊を披露したり、キャンペーングッズを配って観光、文化、産業など本県の魅力を紹介。中国要人を招いての日本側主催レセプションや人民大会堂で「日中観光交流促進シンポジウム」を開くなど、本県の観光資源、伝統文化紹介イベントを実施する計画。

 さらに今回招いた中国側旅行代理店が主催する訪日観光団が本県に訪れた場合には歓迎イベントを実施していく考えだ。


2004/6/21付下野新聞